昨日、チヨちゃんと再会してきました。預かってくれているボラさんは、ハンディの重い子、年を取っている子たちほど見捨てることができない方で、おうちのあちこちで、もうなんていうか♡個性満載で、心惹かれるかわいい子たちが「いらっしゃ~いませ~。いらっしゃいませ~(^^♪」とキュンキュン鳴いてくれました。どの子にも、その子にピッタリのおうちや寝床が用意されていて、愛情山盛り、私もここに同居した~い!と思うところでした。
そんなお家でチヨちゃんも、マイペースに暮らしております。
レスキュー当日、これはすぐに診察が必要!とボランティアで駆けつけてくれる獣医さんを今か今かと待っていた子です。混乱した現場で居場所がなかったため、段ボールにポッコリ入れられて、小さな顔をキョロッと出している姿が心に残っています。
その後も体調がなかなか安定しなくてあちこちの病院で診ていただきました。
レスキューされた中で最高齢と思われます。
年齢と、ハンディを天秤にかけて、治療するべきものと、このまま、見守りつつ暮らしていったほうがいいことの判断をいくつかしなければなりません。
つまり、「完治」とか、「健康体」という価値観ではなくて、「チヨちゃんの幸せ」を判断基準にして考えていく必要があり、それをご理解いただける里親さんとの出会いを探すことになりそうです。
フツーの人から見れば、「欠陥だらけの老犬」「こんな子を募集するの?」と言われるかもしれませんが、私たちは今まで、さ~すがにこんな重~いハンディがあったら里親さんは見つからないかも…と思うような子が、とびっきり優しい家族と出会い、幸せに暮らしている事実をたくさん見てきました。(今日もほとんど歩けなかった子がご飯をちょうだぁ~い!とピョンピョン喜ぶほほえましい動画を里親さんからいただきましたよ)そうなると、チヨちゃんだって、きっと良いご縁がある!と思ってしまいますし、昨日再会してとっても元気に喜び飛び跳ねる姿を見て「この愛らしさを共有できる人が見つかる!」と確信さえいたしました。
なんて表現したらよろしいのかしら、この愛らしさ…
とっても小さなまるっとした体。
柴犬からシュッとした精悍さを一晩かけてあく抜きしたようなぽわんとした空気感。
最近、純血種×純血種のミックス犬が商品として売られていますが、もし「ポメ柴」という犬がいるのなら、10年以上前からその元祖。
脚が悪いので、散歩はできません・・・かわいそうなんですが・・・しかし、それを別の意味でとれば、散歩のいらない犬。
トイレは、生真面目な柴犬らしく、日に3度ほどトイレタイムとしてサークルから出してあげると、その時に自分でちゃんとします。それ以外には、失敗しません。
ご飯もしっかり完食。
その他よくないところのケアや、将来的に年齢とともに、今の自立度がどれぐらい悪化していくのかは、わかりません。「介護」という状態がいつ来るのかもわかりません。
でも、このちょこんとした今のかわいさを 後先抜きにして「たまらないわ~」と思っていただけたら、一緒にいる時間の長短ではなくよき家族として暮らしていただけるのではないでしょうか…
チヨちゃんのことが気になる方は、
募集と治療を並行しながらゆっくりお話し合いをさせていただこうと思いますので、
「お問い合わせフォーム」からご連絡くださいませ(^^)
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