アニサポでは、保護された子をケアする時、こんな気持ちで、接しています。
ベッタリ貼られた「捨てられた」「もういらない」「処分する寸前」というレッテルを、注意深くそ~っと、そ~っとはがします。深い傷を残さないように。
そして、可愛く磨きをかけて、「いやぁ~可愛い」「すっごくいい子」「とっても面白い」などなど、新しいおすすめシールをたくさん貼って、(ちょっとここは注意してね、ちょっとここは癖があるよ、という、取扱注意のシールも必要なら貼って)
そして、やっと募集開始!です。
そのころには、どの子も、すっかり「かわいそうな子」「いらない子」ではなくなっているので、自信をもって、自慢げに、欲しかったら、差し上げますわよ~ぐらいの高飛車な心もち、ぐらいの気分でいます♪ ←ちょっと親ばか気味
そんな訳ですので、
譲渡会やメールで、
ご応募があったときには、
「そうでしょ?そうでしょ?かわいいでしょ~(^^♪」とすっかり有頂天なんですが・・・
しかし、とても残念なことに、
時々あるのですが…
ご応募いただいて、お話が進んでいる途中で
「やっぱり、家族から反対された」と突然キャンセルされる時があるのです…
アニサポでは、(他の団体さんも同じかと思いますが)『譲渡条件』がございます。
これはご応募の際に、ご確認いただけるよう、ホームページにも、譲渡会場にも、譲渡会場のアンケートにも、書かせていただいております。
そちらに、「ご家族の飼育同意」という条件があります。これは、同居する家族全員の飼育同意という意味で、ご家族全員で、保護犬猫を歓迎していただくという意味です。
世の中には、保護犬猫はリスクがあると、誤解してらっしゃる方や、犬猫は子犬子猫から飼うのが一番 と信じてらっしゃる方がいます。人の価値感はそれぞれですし、子犬子猫は、可愛いので、もちろんお気持ちはわからないわけではありませんが。(でも、保護犬保護猫も、とってもかわいいのですよん。)ですので、ご家族の中に里親になることは反対!という方がいらっしゃるのも、仕方がないと思います。
ましてや、犬猫と暮らすことに、あまり意味を感じていない方、必要としていない方もみえるかもしれませんね…
犬も猫も好きだけど、今は、一緒に暮らしたくない、ということもあります…
そういった反対意見によって、有頂天になって「新しいご縁」を喜んでいたボランティア一同途中でがっかり⤵⤵撃沈いたします。
いや、私たちの気持ちなんて、何の価値もありませんが、
せっかく、新しいおすすめシールを貼った可愛い子に、また、「反対された子」「途中でキャンセルされた子」というレッテルが貼られることになります…この子には何の非もないのに。
あぁあ~、また注意深くそのレッテル、剥がさなくっちゃなりません…
ということで、
ご応募前には、必ず、アニサポの「譲渡条件」をご確認ください。
ご家族の賛成は、必ず必要です。
あとから、説得したらいいだろうとか、
世話は、全部私がするから、平気とか、
そういった状況では、大切にケアしてきた子をお渡しすることは難しいです。
どうか、よくご家族で話し合って、里親になるってどういうことか・・・ご相談をしていただいてからご応募くださいませ。
かわいらっっし~い私たちの心は傷つきやすいので、
やっと、可愛く変身した保護犬猫たちの柔肌は、繊細なので、
ぐっさり傷つけないように、ご配慮よろしくお願いします。
アニサポ譲渡条件
・最後まで責任を持って飼う
・ペット飼育可の住宅にお住まい
・健康管理の継続(混合ワクチンを毎年接種、フィラリア予防の実施(犬))
・避妊去勢手術の実施
・ご自宅訪問に同意
・適切な飼育場所での飼育(猫は完全室内飼育、外飼育可の犬の場合熱中症に注意)
・譲り受ける際に誓約書を記入する
・ご家族全員の飼育同意
・医療費の一部負担に同意
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