猫の多頭飼育崩壊です。

アニサポでは、現在猫12匹の飼育崩壊があったため、レスキューしているところです。

これは、飼い主が避妊去勢を怠り、子猫が生まれ増えすぎたためお世話をしなくなり・・・ガリガリに痩せ、ノミダニだらけ、お腹にも寄生虫がいっぱい(ウンチの部分よりも虫の方が多くて白いウンチという・・・虫下しの際にはお腹の虫が腸に詰ってしまい大変になることがあるという事で、様子を見られる日まで駆虫薬を我慢、預かりスタッフのお休みの日に駆虫薬をしました)

そのような状態でした。

 

猫1匹だったら、餌代も、医療費もそんなに高額なものではありません。

しかし、それが、12匹いれば12倍です。例えば、ひと月1匹なら5000円かかるとして、12匹なら6万円ですね。毎月6万。

「お金がないからもう飼えない」確かにそうかもしれません。

しかし、この飼い主は飼いはじめたときには、お金もたくさんあってお世話する気持ちも充分だったんでしょうか?

この残念な結果を見てしまえば、とてもそうとは思えません・・・

 

ただ、「猫好き」さんなら、こんな瞬間はありませんか?

街や公園で見かけた子や、里親募集をしている子を見かけたときに、

かわいそうだな…と思い、

飼えないかなぁ、と思ったり、

ちょっとかわいいなと思い

ちょっと餌をやってみたらとってもなついて…

この子、夜はどこで寝ているのだろうと心配になり…

犬と違ってまだ、まだ、外で暮らす子が多い猫ちゃんたちを見かけることも多く、

本当に他人ごとではないのですが。

 

 

ただ、飼い主になった以上、避妊去勢は最低限の飼主の責任です。

それを怠った、今回の多頭崩壊の飼主…

あっという間に猫は増え、エサも足らず、不衛生な状況となり、

ボランティアや行政(愛護センター)の世話になることに。

 

迷惑をかけた人たちにはもちろん、

望まれず生まれてきてしまった子猫たちに対して、謝罪してほしいです。

そして最低限の責任を果たしてほしいです。

 

この子たちは、随時、保護されケアを始めています。

極度に痩せているため、ノミダニにまみれるほど汚れていても、シャンプーを控え体力の回復を待ってから洗いました。きれいにして落ち着いてから手術ワクチンとなります。

 

詳しい状況や募集開始などは、

「ホーム」の下の項目、「猫12頭 多頭飼育崩壊」をご覧ください。