保護主さんの思い

生後一週間の子猫たち。

体重は100グラム超えたぐらい。

なかなか、普通は目にすることはありません。だって、大事な大事な子ですから、母猫は命を懸けて必死に隠して、守って、育てる時期です。お母さんが野良猫なら、人目につかない雨風のしのげる安全な場所に・・・飼いネコなら、信頼できる飼い主さんと一緒に、家の中の安全な場所で・・・

 

でもこの子たちは、空き地のU字溝の中で、夜中に鳴いていました。

今日は夜には雨が降るという日に。

保護主さんは、鳴き声を頼りに保護したそう。

 

実は、この保護主さんはこの場所で、子猫を保護したのは初めてではないそうです。

動物の遺棄は、動物愛護法によって『犯罪』とはっきり明記されています。

なので、警察に訴えに行かれたそうです。

いくつかの目撃情報や、今までの経緯を話したそうですが・・・

一生懸命訴えても、警察ではそういった『捜査』をすることはできないと言われ、5,6人の警察官に取り囲まれて帰らざるをえない…雰囲気だったそうです。

 

たぶん、「もっと、重要な犯罪を捜査、防止するために警察は動いている」ということでしょう…確かに、子猫を捨てる人と、殺人犯が左右に立っていたら、ぜひ迷わず殺人犯から捕まえてほしいです!

ただ、小動物への虐待心無い扱いから、重大な犯罪(小動物からもう少し大きな幼児や子供などへの虐待)へ発展していく例は、全国的にも多く起きています。アニサポでも、保護した子猫が自然界ではありえないような傷を負っていた…ということもありました。その子が保護されたエリアでは、子どもたちの間で、「公園に猫の腕が落ちていた」といううわさがあったり…

親が子供を捨てる、子が親を捨てる(見捨てる)などもニュースなどでよく聞きます。

 

警察など行政機関の方がお忙しいのはよくわかります。

でも、今回のような小さい情報でも、例えば地域の交番や自治会、周辺の学校などと情報共有するなど、少し心を配っていただくことが、「命を守る」ことにつながっていくのではないでしょうか?わざわざ足を運んで、訴えていることを、なかったことのように扱うのは、とっても残念です。

 

失望感に包まれながらも、

ミルクぐびぐび飲んで、すやすや眠る子猫を見て、

保護主さんはニッコリ…「絶対に幸せになるんだよ…」とつぶやいてみえました。

 

 

 

保護されたのは22日の夜。

アニサポの赤ちゃん猫チームのところにやってきて、命がつながり…

予定外に育ての母となったボラは、急にやってきた子猫を連れて寝不足のまま、予定通り長楽寺さんの24日の盂蘭盆会に参加。(3時間おきのミルクが必要なため、子猫たちは留守番ができません)

そのため、アニサポテントでは小さな子猫の鳴き声が…時々聞こえておりました。

会場では2度のミルク★タイムがありましたよ。

 

 

 

子猫たちを応援いただいたご参拝者の皆様、

あたたかいご支援ありがとうございます。

ぜひ、保護主さんと同じ気持ちになって、この子たちの成長を見守ってやってください。

 

日々育つ様子は、

「リンク(預かりボラさんのブログ)」の≪モーモーさんのブログ≫をご覧くださいね。(3時間おきのミルクタイムに、疲れ切って、ブログ更新がぼちぼち・・・になることもございますが、アニサポ内は何事も「子猫優先」で動いておりますのでご了承くださいませ~)

 

ミルクを飲むお顔の画像もこちらに貼りますね。

赤ちゃん子猫は、耳が顔の横についています。

ミルクをぐびぐび飲むと、このお耳が、ぴくぴくと動いてとってもかわいいです。

たっぷり飲むと、お目目が、トロ~ンとなってすぐ眠ります♡