アニサポにいてくれたのは、2か月と半分ほどでした…どの子もその後は、優しい里親さんのお家に行くのですが、レオ君は、お空に行ってしまいました。
1月14日大雪の日に、箱に入れられて捨てられていたレオ君、保健所経由でアニサポに来ました。
ひどい猫風邪で、目が閉じていました。
早速目の手術をしてあげようとしたのですが、発作が続き、何度も入院してすんなりとはいきませんでした。体調を見ながら手術をしたのですが、残念ながら視力は回復しませんでした。
薬の効きも悪いようで、発作も頻繁に起こりました。
レオ君は、とっても甘えん坊で、ぐるぐる喉を鳴らして甘える子でした。
かといって、普通の猫のように過ごせるわけではありません。
なぜならこういった発作は、無意識に暴れてしまうので、思わぬケガや打ち所が悪いと障害が残る恐れがあり、いつ何があってもいいように安全な環境で過ごさなくてはいけません。さらに全盲のレオ君です・・・お世話するボラさんの気遣い心配は相当なものだったと思います。
ベテランボラさん数人がお世話していたのですが、
「最近、薬が効いてきたのか、発作もなく落ち着いてきたかも…」と報告のあったしばらく後に、急な下痢嘔吐があり、あっという間に、亡くなってしまいました。
4月3日のことでした。
たくさんのお花に囲まれて空に昇って行ったレオ君。
どのような辛い目にあって視力を失い箱の中に入れられ寒いところに置き去りにされたんでしょうか。
箱に入れたニンゲンの顔はレオ君しか知りません。
今は、苦痛も不自由さもなくなって、
本当のレオ君の姿に戻っていることでしょう。
命からがらアニサポにやってくる子はたくさんいて、
今までにも残念ながら皆さんにお目にかかることなく、亡くなってしまった子もおりました。どの子も、アニサポの子として手厚く弔っています。
レオ君は
必ず良くなると信じていたので、
「アニサポ☆ホスピタル」というページに「募集に向けてケア中」とご紹介していました。
回復を祈っていた方もみえるかも・・・と思いまして、
つらいご報告で大変申し訳ないのですが、お話しさせていただきました。
応援ありがとうございました。
苦しんでいる子はレオ君だけではないのですが、お心を寄せていただけたら、レオ君も早く生まれ変わって、今度は一生大切にしてくださる方のもとへやってくるのではないか、と思います。
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