保護犬猫事情に詳しい方はよくご存じだと思いますが、
ペットショップで売られている犬猫たちの親はどうなっているのか。
ペットショップで売れ残った犬猫たちはどうなるのか。
「ブリーダー」「繫殖業者」はどう違うのか。
子犬子猫のセリがあるとか、「引き取り屋」があるとか、
私たちふつーのオバさんには詳しくはわかりません。
こういったボランティアをやっていても、ペット業界のすべてが見通せるわけではありません。
工業製品や、食品は、製造過程や、流通過程もクリアで、安心安全が求められるのに、
犬猫は「家族」と言いながら、その子たちの生まれや育ちは闇の中。どうやって、このペット売り場の四角い箱の中に、やってきたんでしょうか。店員さんに聞いても言葉に詰まるでしょうね。誰か明確に説明してくれますか?
まぁ、まぁ、オバさん、
そんな難しいことは抜きに、
小さくてコロコロしててかわいいじゃないですか~。って言われちゃいますね。
可愛ければいい商品。
なんだか納得がいきません。
そして、
そういった疑問や、
業界の事情は、
触れてはいけないものになっています。
いい例が、
犬猫を取り上げるテレビのバラエティー番組で
タレントさんが保護施設に行って、保護犬猫のことをお世話してくれたり、
一緒に旅に行ってくれたり、
さっ処分ゼロという思いを取り上げてくれていますが、
具体的に出てくる子たちは、野良ちゃん出身のミックス犬ばかりですよね。
でも、ボランティアが保護して里親募集している子は、
繁殖業者が不要とした子や、ペットショップで売れ残った「血統書」があるような子がたくさんいます。その子たちは、自主規制なのか、チェックが入るのかわかりませんが、公の放送電波には、なかなかのってきません。まぁ、バラエティ向けじゃないのかもしれません。
そういったことからも、
いないことになっている犬猫が多くいることを
いないことにされたまま、苦しい環境で子どもだけ産まされている子たちのことを、
画面には映らなくても思いやっていただけたらと思います。
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