今回、手術によって完治の可能性があることがわかった経緯についてお話させていただきます。
保護翌日、食べられない、寝られない、呼吸の荒い仁君を
沢山のアニサポ保護犬を助けてくださっている先生のところに連れて行きました。肺水腫、心不全を起こしていました。ずっとおぼれているような息苦しさだったと思います。いったいいつからこんな状態だったのでしょう…
入院し的確な治療をしていただき、数日後、状態は安定してきました。
薬の調整をしつつ、検査を行い、診断がついたのですが、投薬と運動制限はこの先一生必要で、急変することも避けられません。また、内科治療(投薬)がうまくいっていたとしても、一度肺水腫を起こした子は、その後の寿命が6~9か月とのこと。つまり、今のままの心臓ではすでに限界が見えているということなのです。
せっかく保護されたのに、こんな運命を背負ってしまって・・・
保護されただけで、良かった。
治療できて、目の前の苦しみから解放されてよかった。
ただ、仁君の運命はここで終わるわけではなかったのです。
治療をしてくださった先生のおひとりが、「以前勤務していた病院で、治療実績があるよ。手術できるかも」と教えてくださったのです。
もちろん大きな手術になりますので、難しい手術であり高額になるとのこと。
アニサポに持ち帰り、相談しました。
8歳の保護犬である仁君に高額な手術は必要なのか。
手術代金はどうするのか。
治るものは、治してあげたい。これはどの子にも何歳の子でも同じ方針です。
しかも、心臓にかかわる手術となれば、早いに越したことはありません。タイミングは、今、です。
この方針はすぐに一致しましたが、
費用は…
7年ほど前になりますが、80頭のレスキューをやり終えたのは多くの方のご支援のおかげでした。当時は、まだ今のように、SNSも身近ではなく、保護団体のレスキューが好意的に報道されることもなく…・・・今思えば、どうやってやってたんだろう?私たち・・・でも、何とかなったんですよね…あの時も。他にも大きなレスキューもやってきたし…
そういう経験があったので、「がんばったらきっと何とかなる」と信じてやるしかない。
・・・あの時より、歳とったからしんどいとか言ってる場合ではないぞ!
仁君自身の手術に向けての準備と
私たちの資金繰りの準備を並行してスタートすることといたしました。
写真にありますのは、
仁君が転院して手術を受けることができるか、オペ予定の病院で診察を受けた結果報告です。最後のあたりに、希望の持てるコメントをいただいています。
95%
こんな高い数値なんですね!だったら、やるしかないでしょ!
私たちは、これに向かって、みんなでできることをやろう!と思っています。
ご賛同いただけましたら、ぜひご協力をお願いいたします!