この度、大変高額な手術費用を皆様にお願いすることにした経緯について、説明させてください。
2022年の春、アニサポでは、狆の仁君の心臓手術について募金をお願いし、無事目標額を達成、手術も成功、充分な療養のうえで、里親さんが見つかり、仁君は今も幸せに暮らしております。奇跡がいくつも重なった仁君の幸せストーリーでした。
この経験があり、今回、かえって私たちは悩みました。
何度も高額な手術を受けさせることができるのか?ということです。
主治医の先生も、いつも「経過は良好で手術はいつでも可能な状態。でも、安い手術ではないこと、姫ちゃんは保護犬っていうことも充分わかっているよ…」とその境遇に寄り添ってくださっていました。
アニサポも、自分たちのキャパは充分わかっているつもりです。
大きな団体でもなく、〇〇法人とかでもなく・・・バックに何か大きな資本があるわけでもないです。
活動資金は、100%ご寄付と、譲渡費用。
スタッフは、全員全く無給。
今の保護団体は、とても数が増えて、いろいろなやり方をする団体も増えて、千差万別です。私たちが活動を始めた10年以上前と比べると、SNSが発達し、寄付行為やクラウドファンディングも知れ渡って、活動しやすくなった部分もあります。
しかし、「保護犬」が一般的になったゆえ、大きな資本や、力の強い流れが、保護活動にも入ってきているので、アニサポのような、「のんびりオバサン(おじさんもお姉さんもいますが)がやってる団体」には、「いい状態の保護犬」←若くて健康ですぐ里親さんが決まるような子 はめっきり少なくなっております。これがここ1,2年の傾向です。つまり、「持病や疾患を抱えたシニア犬」「取り扱うのがとても難しい保護犬」の保護がとても多いのです。そのため、保護後、手術を繰り返してから譲渡、時間をかけてのケアということがほとんどです。
この傾向は、今後も通づくと思います。
大きな資本がかかわる保護活動にオバサンたちは勝てませんので、
そんなすき間から零れ落ちてくる子を、そっと受け止めていくことになります。
ケアに時間がかかるのは仕方がないとしても
お金の問題は切実です。
今回も、姫ちゃんだけで高額な出費になることは
他にも保護している子たちの医療費も必要なため、
たいへん悩みました。
活動を続けられなくなるかもしれない・・・
無理なんじゃないかな…
そんな意見もありました。
でも、「私たちにできることをやる」のが基本ならば、
前回仁君でできたならば、もう一度できるかもしれない。
やってみて、もしうまくいかなくても、そこで、私たちの身の丈を思い知ったらいい。
という結論に達しました。
ですので、今回は目標額まで達成できないかもしれない…という弱気な気持ちと、
まだまだいろいろなアプローチがあるはず!より多くの人に知っていただいたらきっと、何とかなるはず!という気持ちが半々です。
「私たちにできること」って、実際どこまでか、アニサポにもわかっておりません。
その可能性にかけてみようと思います。
たいへん長くなりましたが、
高額な手術費用を再びお願いする理由について
私たちの思いを皆様に少しでもご理解いただけたら幸いです。